ウォルターノル｜WALTER KNOLL 買取

ヨーロッパで絶大な人気を誇るドイツ家具ブランドの最高峰【ウォルターノル/WALTER KNOLL】社。
1865年にヴィルヘルム・ノルがシュツットガルトに革製品店『ヴィルヘルム・ノル』社を起業したことに始ます。
当時ヴュルテンベルク王国の御用達であったことは、現代においてもその確かな技術と質の裏付けに繋がっていきます。
その後、息子のウォルターにより1925年に社名を現在の【ウォルターノル】に改名。
ウォルター・ノルの最大の魅力は、極上のレザーを使ったソファです。
「いい革を選んで使う」のではない。
「いい革からつくって、さらに厳選する」のが、ウォルター・ノルの家具づくりの基本姿勢。
ウォルター・ノルでは、牛を育てる環境から徹底的に管理しています。
コスト面でのメリットが大きい南米産のレザーを使うメーカーが多い中、高温多湿で虫が発生しやすいエリアでは皮革にその跡が残ってしまいます。
そのため小さな虫刺され跡さえもないスムースな皮革を得るため、気温が低く虫の少ないドイツの高山地帯と北欧の牧畜農家と提携し、有刺鉄線のない広々とした牧草地で育った牛の革だけを材料にしているという徹底ぶり。
さらに通気性を保つため、すべてのグレードでフルグレインレザーだけを採用。
染色はアニリンまたはセミアニリンで仕上げ、傷がある部分を避けながらカットします。
温度と湿度がしっかりと管理・加工された最高級のレザーは、見た目に美しいばかりでなく、肌触りがなめらかで耐久性も高く、長い年月を経ても快適さが失われないのです。
こうした素材へのこだわりが、ウォルター・ノルの大きな特色となり、製品を最高級へと昇華させます。
またその製造技術にも定評があるウォルターノル。
高度な技術を用いつつ、こだわりの素材を縫製するミシンの開発など、その拘りと技術力は専門家からも高い評価を得ています。
家具の歴史に足跡を刻み続るウォルターノルは、クラシックな製品と前衛的なアイコン作品の製造によって、世界におけるモダンデザインの代名詞。
世界的建築家のノーマン・フォスターが手がけたフォスターシリーズをはじめ、北欧クラシックの名作シリーズ、FKの復刻版など、公共性の高い空間にも多くのプロダクツが採用されています。
ドイツ国内のマイバッハやメルセデス・ベンツ、BMWのラウンジ、さらに1975年に完成したベルリン国際空港のVIPラウンジ、ドイツ国内外のオフィスなど。
日本においても、サントリー美術館や根津美術館など、空間デザインに定評のある環境でウォルター・ノルの名作は多岐にわたり採用されています。
過去15年間に100以上の国際的なデザイン賞を受賞しており、この企業のデザイン力の高さを示しています。
時代を超えて評価されるミニマルなデザインで経年変化を「愉しみ」にできる上質な素材、【ウォルターノル】は、本物志向の人々に愛されるプレミアムな家具をつくり続けているドイツを代表するブランドです。
1865年の創業以来、創業者であるヴィルヘルム・ノルの一族によって経営されてきたウォルター・ノル。
1993年にロルフ・ベンツが買収し、息子のマーカス・ベンツが経営を引き継ぎました。
極上のレザーを使ったハイクォリティな家具の製造という伝統を守りながら、国内外の建築家やデザイナーを起用し、プレミアム・ブランドとして新たな歴史を刻んでいます。
なお、アメリカの家具ブランド「Knoll」は、WALTER KNOLL創業者の孫が渡米して設立したものです。